Château royal de Blois

6 pl Château 41000 BLOIS
Tél : 02 54 90 33 33
ブロワ城Château de Blois

4つの時代、建築様式が一同に見れるお城
ブロワ城はゴシックとルネッサンスとバロック様式の建物が混合しており、 1840年に国の文化遺産に指定されています。 もともとブロワ伯の要塞だったのが、ルイ12世の治世の始めの頃増築され、その後フランソワ世が更に増築して宮廷を置き、その後はフランス軍の拠点地となったことにより、更に増築されたことにより様々な建築様式の現在の形となりました。 7人のフランス王と9人の王妃が住んだお城でもあり、昔は王が同じ城にずっと住み続けることは珍しい中、フランス王家にとってはとても重要なお城の一つと 言えるでしょう。

ブロワ城の入り口があるレンガと石でできた建物は、ルイ12世棟。15世紀末のフランス文化を代表する二つの流れを取り入れ、フランボワイヤン・ゴシック様式と15世紀末のルネッサンス様式が見られる独特な造りで、アンボワーズ城の7つの美徳の館と同じ造りかたであるのも非常に興味深い点です。1869年より美術館となっており、16世紀から19世紀にかけてのタピスリーや彫刻、絵画、装飾品が展示されています。

ゴシック様式の非宗教建築ではフランスで最も古いと言われているのが三部会室。1576年と1588年の2回にわたってここで三部会が開かれました。

カトリーヌ・メディシスの小部屋やフランソワ1世の螺旋階段
中庭に張り出した八角形の螺旋階段で有名なのがフランソワ1世棟。この建物は16世紀のルネッサンス様式の傑作と言われ、建物の中は色彩豊かに装飾され、部屋ごとに全く異なる装飾が見られます。

しかし、各部屋などに陳列されている豪華な家具などは実は21世紀になってから、ブロワ市が当時の様式に習って特別に造らせたものが多く、当時のものではありません。

様々な部屋の中には文書などをしまう秘密の隠し戸棚があるカトリーヌ・ド・メディシスの書斎や寝室、1588年、アンリ3世によるギーズ公暗殺の舞台となった部屋もあります。壁にかけられた数枚の絵が暗殺事件を物語っています。

ちなみに、カトリーヌ・ド・メディシスの隠し戸棚は実は誰もがその存在を知っており、特に秘密であったわけではなく何か物を入れる実用的な戸棚として使われていたようです。

そして建築家フランソワ・マンサールによって建てられたのがガストン・ドルレアン棟。17世紀の古典様式の建物でブロワのほかの建物と好対称を成しています。

音と光のスペクタクル
春から夏にかけては音と光のスペクタルがお勧め。ブロワ城全体を使ってのルミネーションと宮廷が置かれた時代のテアトルなど見どころ沢山です。